当院の予防処置
治療が必要になる前に
歯を守りましょう
これまでは痛くなってから、症状が出てから歯科医院へ行き、治療を受ける方が多かったと思います。
現在の歯科医療は、むし歯や歯周病になってから治療を行うのではなく、それらを未然に防ぐ「予防処置」が主流です。
症状が悪化する前に、歯を削ったり失ったりする前に、健康な状態を維持できるよう、ホームケアと定期検診を徹底しましょう。
モダン通り歯科では、患者さん一人ひとりの口腔内の状態に合わせ、最適な予防プログラムをご提案させていただきます。
こんな場合はご相談ください
- むし歯を予防したい
- 歯周病を予防したい
- 歯石を取りたい
- ヤニを取りたい
- 着色汚れが気になる
- 口臭が気になる
ご希望の方には
衛生士を担当制にしています
当院は担当衛生士制も導入しております。ご希望の方には毎回同じ歯科衛生士が対応するようにしています。
同じ衛生士が担当することでコミュニケーションが深まるため、お悩みやご要望が伝えやすくなる上、口腔内の細かな状態の変化、治療の効果なども把握しやすくなります。たくさんの人に口の中を見られる恥ずかしさや緊張感がなくなるのもメリットです。
目標を共有し、達成に向けて力を合わせて取り組むことができます。
予防の大切さ
歯科先進国のスウェーデンでは、ほとんどの人が定期的に歯科医院でメンテナンスを受けるなど、予防処置が当たり前となっています。
80歳時点の自分の歯の平均本数は21本で、これは日本人の平均の2倍以上の本数です。
多くの人は治療のためではなく、歯石除去や健康チェックなど、むし歯や歯周病予防のために歯科医院に通っています。高齢になっても自分の歯で不自由なく過ごせるよう、予防に対する意識を高めましょう。
当院のメンテナンス
PMTC
歯科衛生士が専用の器具を使って行うクリーニングです。
毎日歯みがきしていても落としきれない汚れや歯垢(プラーク)を、プロの手で確実に除去します。
表面がツルツルになるので、汚れや歯垢が付きにくくなるほか、爽快感が得られるのもメリットです。
SRP
歯垢が硬化した歯石などを、専用器具を使って取り除くスケーリングと、歯周ポケットの中にある歯垢・歯石を取り除いて業面を滑らかにするルートプレーニングを組み合わせた方法です。
双方の処置で歯ぐきの炎症がなくなり、歯周組織の破壊を食い止めます。
口腔環境検査(カリエスチェック)
う蝕検知液(カリエスチェック)という薬剤を使い、むし歯に感染している象牙質の外層のみを染色します。
むし歯のある部分だけが青く染まるため、確実に感染部分を除去することができます。
健康な歯を削り過ぎる心配もなくなります。
フッ素塗布
歯質を強化し、むし歯菌が出す酸に対する抵抗力を高めるフッ素は、大人の予防処置としても有効です。
歯の再石灰化も促すため、ごく初期のむし歯であれば改善が見込めることもあります。定期的にフッ素塗布して、むし歯を防ぎましょう。
ブラッシング指導
毎日きちんと磨けているつもりでも、磨き残しはあり、そこからむし歯や歯周病につながってしまいます。
適切な方法でブラッシングしなければ健康な状態を維持できないのは大人も子どもも同じです。
現在の口腔内の状態に合わせ、磨き残しのない方法をアドバイスいたします。
検診~メンテナンスの流れ
1 検診
お口の状態をチェックします。必要により、レントゲン写真で確認します。
2 治療
検診の結果、治療が必要であれば、それぞれの患者さんに合った治療を行います。
3 予防処置
プロフェッショナル・クリーニング(バイオフィルム除去、PMTC)では、歯石はもちろん歯ブラシでは完全には落とせない汚れを除去し、汚れのつきにくいツルツルの歯にします。
4 定期検診
次回(3~4ヵ月後)のご予約をお取りします。次回お会いするまで、あなたがお元気で毎日過ごせますよう、スタッフ一同願っております。
むし歯の豆知識
むし歯はどうしてできるの?
お口の中の歯垢(プラーク)の中にいるむし歯菌が、食べ物から栄養をとり、糖を分解して酸を作ります。
この酸によって歯の表面からミネラル成分カルシウム・リンが溶け出します。これがむし歯のはじまりです。
むし歯の原因となる3つの要素
『食べ物』『むし歯菌』『歯質』
これら3つの要素が重なる時間が短ければむし歯になる可能性が低く、長ければむし歯ができやすくなるのです。
対策
『食べ物』
実は食事や間食のたびに、むし歯になる危険にさらされています。 食事をするとお口の中は酸性になり、歯の表面が溶かされはじめます(脱灰)。
食事後、だ液の働きによりお口の中は中性に戻り、溶けた歯の表面が元に戻ります(再石灰化)。
食事や間食の回数が多かったり時間が長いと、お口の中が常に酸性の状態になり、むし歯になりやすくなります。規則正しい食事を心掛けて、歯が再石灰化する時間を確保しましょう。
また、むし歯になりやすい方は、キシリトールなどのむし歯菌を減少を助ける働きのある食品を積極的に取ると良いでしょう。
キシリトールとは?
キシリトールはシラカバやトウモロコシの芯などから採れるキシラン・へミセルロースという物質を原料にした甘味料です。
むし歯菌を弱らせ、歯を守ります
- むし歯菌は、砂糖によりむし歯の原因となる酸を作りますが、キシリトールでは酸を作れません。さらに、キシリトールによりむし歯菌の活動が弱まり、砂糖などの糖からも酸を作ることができなくなります。
-
キシリトールを口の中に入れると、だ液がたくさん出て歯の表面を中和し、歯を酸から守ります。
キシリトールを上手にとろう